これから中・長期の国内株式トレードをしようと考えています。
それに当たり、ミネルヴィニ氏のトレード法とオニール氏のトレード法はしっかりと確認しておきたいところ。
まずは、とても分かりやすくまとまっているこちらの本を熟読し、大事なところをメモしたいと思います。
第1章 序文
投資をしていると、頭の中は、ついつい「お金・・・お金・・・お金・・・」とお金の猛者のようになってしまいがちですが(私だけ?)、ここではその戒めを。
お金のことは忘れて、最高のトレーダーになることに集中しようと決めたときに、最大の成功を収めた。お金はあとからついてきた。
いいトレードができれば、当然お金は手に入るわけなので、いいトレードに集中することにします!
第2章 初めに知っておくべきこと
自分の能力を信じることだ。自分でリサーチをして、自分で考えられるようになることだ。他人のリサーチや耳寄り情報、それにいわゆる専門家の意見よりも、自分で調べた情報のほうがはるかに優れている。
難しい用語でまくしたてるように、投資情報を提供されると、「自分なんかより、この人の方がよく知ってるのかな?」なんて思いたくもなりますが、そんなことはない!!
自分を信じて、自分で調べて、失敗も自分で引き受けること。
これを徹底しましょう。
トレードとは高値や安値をつかむことでも、自分の頭がいかに良いかを証明することでもない。トレードとは利益を上げることだ、と。
「私は頭がいいの!もっと褒めて!」と叫びたくなる気持ちは分かります。
ですが、その気持ちはぐっと堪えて。
優しくブランケットで包み込んで。
今の目標はそんなちっぽけなことではなかったはず。
全然カッコよくなくてもいいし、可愛くなくてもいいし、見苦しくてもいいし、とにかく、
利益を出すことが大事!
第3章 買い場分析
私は相場つきに加えて、会社のファンダメンタルズ、株価と出来高の動きが全体として適切なときにしかトレードを始めない。
4つの要素が揃ったらトレードを開始するぞーっと決めていても、「ふ、ふたつ揃った!いけーーー!」となってしまうのが人情ですね。
もっと冷静に。
4つ揃わないような負け戦は仕掛けないように。
一か八かのギャンブルをしているのではないのですから。
正しい知識と強い勤労意欲と規律がいるだけだ。
株のトレード戦略は結婚のようなもので、誠実でなければ、おそらく良い結果は得られないだろう。
とにかく勉強ですね。そして、きちんと仕事をこなし、自分で作ったルールを厳しく守ること。
家でこたつにパソコン広げてチャートを見たり、寝転がってタブレットで銘柄のスクリーニングをしたり、電車の中でスマホ片手に買い注文を出したり・・・
そんなことをしていると、どうにも仕事だという意識が薄くなってしまいますが、きちんと仕事だという認識を強く持つよう努めなければなりません。
第4章 価値あるものは高い
過去の急成長株を分析すると、PERを単独で見ることはウォール街で最も役に立たない統計のひとつであることが分かる。
私はPERが極端に低い会社の株はまったく買う気にならない。
PERは高いほど期待度も高いということらしいです。
PERが低いから割安だとは考えてはいけない。むしろ高PERの銘柄の中から買い候補を探すほうがいいくらい。
とりあえず、PER単独では何の役にも立たないということが分かりました。
ただ、PERが当初の2〜2.5倍くらいまで増えたら、天井を付ける可能性が出てくるので、注意深く見守るべし。
第5章 トレンドに沿ったトレード
株価が第1ステージから抜け出して、上昇を始める第2ステージの最初に買うことになっていた。その後、株価サイクルの天井に近づいた第3ステージの初めに売るのが目標になる。第4ステージはあなたの想像どおり、避けたいと思うか空売りをする本格的な下落の時期である。
第2ステージの最初で買って、第3ステージの最初で売りましょう。
ひとつ確実なことがある。適切な第2ステージでは、大きく上げる日や週は需要が多くなるので、出来高がかなり増えて、押し目になると出来高がある程度減るだろう。(中略)買いを考えるまでには、前の上昇で52週安値から少なくとも25〜30%は必ず上げているはずだ。
上昇トレンドも要確認!
200日移動平均線が上向き&150日移動平均線は200日移動平均線を上回っている&株価は2つの移動平均線を上回っている&高値と安値の切り上げが続いている&上昇のときに急増する出来高が押し目のときには少なくなる&商いをともなって下落した週より、商いをともなって上昇した週の方が多い
ある銘柄が確実に第2ステージの上昇トレンドにあるとみなすためには、トレンドプレートの8つすべての基準を満たす必要がある。
8つすべて!
1個でも当てはまらなかったら、赤子が泣いてもその銘柄は切り捨てる!
詳細は本を確認。
あなたの持ち株が第2ステージの上昇が始まって以来、日足や週足で最大の下落をしたら、たとえ好調だと思われる決算発表の直後だとしても、それはほとんど売りシグナルである。
売り時は見逃さないように。
会社やマスコミの言うことを聞かず、自分で見たものを信じて売る!
第7章 注目すべきファンダメンタルズ
成長株投資で成功しているマネジャーの多くは、過去2〜4四半期に、前年同期比で最低でも20〜25%の増益率を条件にしている。
過去2〜4四半期分のEPSの伸び率(増えているか、加速しているか)を確認すること!
売上高でも高成長と加速があるかも確かめる!
第8章 利益の質を評価する
新製品や新サービスがあるか、あるいは業界に好ましい変化があるか?
その会社は市場でシェアを拡大しているか?(中略)
その会社は売上高を増やして利益率を上げるために、何をしているのか?
その会社は経費を削減して生産性を向上させるために、何をしているのか?
その利益の質がよくて、会社は今、成長しているところなのかどうかはしっかり確認!
でも、なかなか調べるのが難しいのよ・・・
私が33と名付けている状況ーー売上高、利益、利益率の3つが3四半期連続で加速している状況ーーを探そう。
この3つをチェックしないといけないのですね。
第10章
ほぼすべての健全な値動き(機関投資家による買い集めの動き)に共通する特徴は、ベース内の特定の範囲で出来高を大幅に減らしつつ、ボラティリティが低下することだ。
言ってることは分かりますが。
そもそもベースが正確に判断できない・・・
これも練習を重ねればできるようになるのだろうか・・・
第12章 リスク管理1
大きな損失を避けることが、大勝するための唯一最も重要な要素なのだ。
これだけは守りたいと思います。
第13章 リスク管理2
各取引日の寄り付き前に、その日に予想できるあらゆる展開を想定して、ポジションの扱い方を頭の中で予行演習をしておこう。
どんなイベントが起きたとしても、うろたえることなく、断固とした決断ができるように。