何年も前に少し株取引をしようとして読んだ本。
名著のようだったので、もう一度取り出して読んでみることにしました。
内容は知っているはずなのに、ハラハラして次々とページを進めてしまう展開。
これだけでも名著。
でも、株取引をしていくにあたって、陥りやすい心理状態が克明に描かれていて、まるで自分が陥ったかのように錯覚してしまいます。
大いに自信を持って、(中略)投資技術をマスターしたことにも疑問の余地はなかった。
と書いてあるところなんか、何度も陥りそう。
なんだったら、今も陥りそうですもの。
わずか6万円の含み益で。笑
でも、これから利益が得られていくようになったら、ここを思い出すようにしなければいけませんね!
そして、この本で何より感銘を受けたところはこれ。
部屋に入ると電報を開いて、破り取った新聞のページを広げ、ゆったりとくつろいで満足げにため息をついた。二〇〇万ドル儲けたからだけではなく、最も好きなことをしているからでもあった。
最も好きなことをしているから満足。
この状態になりたいです。
ここを読んで、私はまず思ったのです。
私の好きなことってなんだろう?
現代人がよく抱く疑問。
私も著者のように株取引をしているのが楽しいだろうか?
それなら、現時点で、最も好きなことをしているから満足状態じゃないか。
でも、二〇〇万ドル稼いでいないんだよっ
そこがすごく大事なんだと思う。